これは、コスメとなんら関係のない魚の目のお話。
私は、足裏に魚の目が定期的にできている。
いつも、左の足の人差し指と土踏まずの間あたり。
一番体重がかかってるだろうと思われる個所にできる。
角質が厚くなり、だんだん圧迫が痛いとおもいだしたら、
スピール膏というバンドエイドに薬がくっついたようなものを毎回貼って、
1週間くらいすると取れる、という自己治療を何歳ころか覚えてないくらいから続けている。
なので、なんでこれができるのか、
とかはあまり深く考えたことがない。
うすぼんやりと、「靴を履いて生活してたらしょうがない」と思っていた。
そう、靴が悪いんだと。
都会暮らしをやめて、毎日草履とか履いてれば治るんだろうなぁ、とか
変な空想をしていたのである。
そんな中、この新型コロナの事態となり自分の会社も、
リモートワークに突入した。
週5で出勤していた生活が、
一気に毎日家にいる状態に。
土日も、どちらかくらいしか買い出しに出なくなった。
そうなると必然的に、靴をはく機会が減る。
圧倒的に減った。
最初のころは、夜散歩に出たり、
歩かないといけないという意識が高かったが、
慣れとは恐ろしいものでスマートフォンの歩数計が1日あたり800歩を叩き出しても何も思わなくなった。
(私は普段7000歩くらいの生活をしていた)
5月末、緊急事態宣言が解除されたが、
自分の会社は基本リモートワークを継続。
出社したければ出ればいい、好きに選べ状態へと移行。
会社の規定上週に1回は出社せよとお達しがあった。
それ以外は生活も変わらなかった。
室内・外比率が6月から少し上がったが、
それでも圧倒的に靴無し生活だった。
なのに、なのにである。
足裏の魚の目はしっかりと成長していった。
スピール膏を結局貼る羽目になった。
靴がわるいんじゃなかったのかい・・・
数年来思い込んでいた「靴が悪い説」は誤りで
「歩き方が悪い説」が優勢になってしまった。
そんな中、会社はさらなるリモートワーク体制を推し進めようとしている。
「もうずっとリモートでよくね?」的なノリの経営層が、
「会社の借りてるフロアを縮小します。1フロア(複数借りている)を解約します」と言い出し、確定。
社内の座席も、
「固定だと密になる。フリーアドレスじゃ!」といい
フリーアドレス席が拡大。(一部固定席は残っている)。
秋には完全に自席がなくなってしまうらしい。
週1出社も不要だ、と社内ルールがどんどん変わっていく。
7月からは、1度も出社しなくてもよいとなってしまった。
靴を履く機会がまた減っていく。
(さすがに、出社は何回かしているが)
いま魚の目は取れた状態なので、またここからできてしまったら
完全に「歩き型が悪い説」が確定してしまう日々である。